緊急事態宣言も解除されたところで、買物を兼ねて外出(仕事では緊急事態宣言でも毎日都県境を越えていたが)。
折よく駅前に停まっていたバスに乗車し、まず土信田八幡宮へ。
正面の拝殿に向かって左手が境内社の御嶽神社で、祠を頂く石積みの塚の左右をオオカミ狛犬が守っている。祠には大正3年、狛犬には同10年の銘があった。オオカミは眉間にしわを寄せるかのような、なかなかの面構えだ。阿像の首周りには継いだような跡があり、耳も欠けている。おそらく一度首が落ちて修復したのだろう。
塚に詰まれた石の一部は溶岩のように見える。鳥居横には奇妙な石が祀られるように鎮座しており、これも溶岩っぽい。次に訪れた八坂神社には富士塚が隣接しているが、こちらにも富士講の影響があったのだろうか。
八幡宮から白子川に沿って車道に出るとお地蔵さまが立っている。隣は摩滅しているものの不動明王のようだが、googleマップには「中里地蔵尊 庚申塔」とある。交差点を渡り、車道から折れて細い道を入っていった奥が八坂神社。
ここもまた、正面に向かって左が境内社の御嶽神社。googleマップには「稲荷神社」と表示されているが間違いである。大口真神護符の祀られた祠の傍らには「御嶽山太々御神楽講」の碑(大正2年)があり、武蔵御岳神社の信仰と判る。
この狛犬は大正2年のものだが、かなり異色。頭頂部や太い眉の表現は唐獅子の狛犬の様式化に近い気がするが、波打つ背中はオオカミ像によく見られる浮きあがった肋骨の変形だろう。それにしてもこの背中はもはや怪獣。『オオカミは大神』でゴジラを思い浮かべているのもむべなるかな、である。
『オオカミは大神』ではこの御嶽神社の狛犬を紹介しているだけなのだが、正面右手の境内社にもオイヌ様的な狛犬があった。ただ、祠の中にはキツネ像があるし、神社の案内板にも「境内末社に稲荷神社・浅間神社・御嶽神社」とあるので、これはお稲荷様なのであろう。左右とも頭あるいは顔の部分が作り直されたようでキツネかイヌか判然としないが、どちらも子連れのしぐさが愛らしい。
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