「フラ・フラダンス」鑑賞@TOHOシネマズ池袋。
福島県いわき市のスパリゾートにダンサーとして採用された主人公と個性的な同期生4人。主人公の失敗がきっかけとなって「今までで一番ざんねんな新人たち」の烙印を押された彼女らがそれぞれに努力し、次第に互いを理解しあって成長していく。
いい話である。3.11をデリケートに扱いつつ被災地を応援するストーリーに、主人公らを追う視点がうまく組み込まれている。
が、同期や先輩との接近過程にやや唐突に感じられる箇所があって、吉田玲子としては心理描写が粗い印象。ぬいぐるみのお姉ちゃんも、幻想とも解釈できるように演出されていればよかったのだが、あの描き方では世界観からはみ出していないか。
あと、声に起用した俳優がヘタなのも減点。優秀な若い声優を差し置いて話題作りのために門外漢を使うのはやめて欲しいところ。
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