「僕が宇宙に行った理由」鑑賞@TOHOシネマズ池袋。
2021年にソユーズ宇宙船に搭乗してISSを訪問した前澤友作の記録。監督と主な撮影は共に宇宙飛行した平野陽三。
前澤の生い立ちや起業の部分で煩くならない程度に人物を描き、ロシア人船長もフレンドリーに前澤を語る。身体検査、訓練を経ていよいよ宇宙へ。ISSでの国籍を超えた連携。
映像中での協力ぶりに対して現在のロシアの蛮行がどうしても意識に上ってきてしまうのだが、映画の末尾にウクライナ侵攻を取りこみ「NO WAR」を訴える。自分のカネで行った宇宙だからこそ、どこにも遠慮なく言えることだろう。強く同意し、ロシアが一刻も早く正気に返ることを願う。
それはそれとして、打上げに向けてロケットを立てるシーンなど実に良い。船内で指し棒を使ってスイッチを押す様子とか、いかにもロシア的。ソユーズロケット/宇宙船の記録映像として見ていても飽きない。
映画館のスクリーンが爆音上映だったので、打上げの轟音も腹に響いた。実際の射場では音響より衝撃波なのかもしれないが、体験してみたいものだ。
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